どんぐりを知らない方というのはあまりいないと思うのですが、食べたことがある方はどのくらいいるのでしょうか。
子供ってどんぐりが大好きでたくさん拾ってきますよね。
そして好奇心のカタマリの息子(4歳)が、どんぐりを食べてみたいと言い出したので、調理して食べてみました。
この記事では食べられるどんぐりの種類や調理方法、そして気になる味についてまとめてみました。みなさんも是非食べてみてください。
縄文時代にはどんぐりを食べていた
どんぐりを食べるのはリスなどの動物ばかりだと思っていませんか?
実はそんなことはありません。稲作が始まるまでは主食としてどんぐりを食べていました。
実はどんぐりは栗の仲間なので、おいしく食べられますよ。
ちなみに韓国ではどんぐりは国民食として愛されており、日本でもどんぐりクッキーなどが販売されているのを見かけたことがあります。
栄養素については18%が脂肪で、6%がタンパク質、68%が炭水化物で出来ており、栄養に富んだ食品です。
参考:どんぐりはわたしたちに大切なものを伝える|地域情報|長野県のおいしい食べ方 (iijan.or.jp)
食べられるどんぐりとは
多くのどんぐりにはタンニンという苦み成分が多く含まれており、そのまま食べることはできません。
ただし、一部のどんぐりを見つけることができれば下処理なしでおいしく食べられます。
*この記事では、マテバシイとクヌギが登場します。
どんぐりの見分け方については図鑑などを参考にしてください。
入手できたどんぐり
まずは近くの公園でどんぐりを入手してきました。
拾ってきたどんぐりは3種類で①シラカシ②マテバシイ③クヌギです。
調理方法
シラカシは小さくて食べるところがなかったので、今回はマテバシイとクヌギを調理してみました。
STEP1. 虫食いのどんぐりを選別
どんぐりを水につけて浮いてきた物は虫食いどんぐりとして除外します。
傷がないどんぐりを選んだので大丈夫だと思っていましたが、8個中1個のどんぐりが浮いてきて驚きました。
これだけ、なんで浮いてるの?(よくわかっていない)
STEP2.フライパンで炒る
マテバシイとクヌギをフライパンで炒めただけです。
どの程度炒めればいいのかよくわからなかったので、殻がこんがりするまで10分以上炒めました。
まーだー?(飽きてる)
STEP3.殻を剥く
すごく固いです。お子さまには難しいと思うので、保護者の方が剥いて上げてください。
食べてみた感想
殻を割って中身を取り出してみました。見た目は完全に栗です。
息子の感想
ちなみに息子にはマテバシイを一かけあげてみましたが、「うん、おいしい(棒)。もういいや」と言われて終了です。
クヌギは苦みが強かったので、子供には食べさせませんでした。
大人の感想
マテバシイ:ほんのりとした甘みがあって、炒ったので少し固くナッツと栗の間の様な食感でした。
クヌギ:香りはとてもよかったのですが、調理方法がよくなかったようで苦みが残っていました。クヌギは炒っただけではなく、さらに加工しないとおいしくないようです。
でも本当に香りがよくて、クヌギでどんぐりコーヒーを作ったらきっとおいしいと思いました。
反省点
あんなに食べたいと張り切っていた息子ですが、結局一番楽しそうなのはどんぐりを拾っているときでした(笑)
調理はできないことが多く、途中で飽きてしまいました。
味も期待していたほどおいしくなかったようで、一口だけ・・・。
下記の様な工夫をしておけばもっと楽しめたかもしれません。
内容はともかく、やりたかったことを実現できたことは嬉しかったようでしばらく嬉しそうに話していました。
皆様も秋の季節にはどんぐり拾いで余ったどんぐりを食べてみてはいかがでしょうか。
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