方位磁石を手に入れた長男が、どうしていつも北を向くのか聞いてきました。
- 方位磁石がいつも同じ方角を示す理由
- 幼児期にできる磁石遊び
子供の「なぜ?どうして?」を実験して楽しく「思考力」を伸ばしましょう!
実験大好き!理系ママが解説します。
地球は大きな磁石
方位磁石が常に北を向く理由は、地球が大きな磁石だからです。
下記は地球を輪切りにした図です。
地球の中心には内核(固体)が存在しており、その外側に外核があります。
外核の招待は液体金属(主成分は鉄)です。
この金属(電子)が動くときに電流が発生し、磁気が発生します。
つまり、地球の中にある鉄が磁石になってるってこと?
なんで鉄は磁石になれるの?
\地球の説明用におすすすめの本/
仕掛け絵本になっていて、地球の運動・火山・地球の歴史・地形の変化・水の循環・空と天気・気候・天然資源などを楽しく学べます。
そもそも鉄と磁石はなぜくっつくの?
物質をどんどん細かく見ていくと、「原子」というものにたどり着きます。
原子は「原子核」とその周りをくるくる回る「電子」で構成されています。
鉄には電子が26個あり磁石が近づくと、この「電子」達が磁石に引っ張られて磁石になるんです。
電子の影響で磁性がうまれるとだけ教えましょう。
続きは大学で学べます。
磁石で簡単実験
おうちで出来る磁石の遊びを2つ紹介します。
誤飲に配慮しなるべく大きめの磁石を使用してください。
くっつくものはどーれだ?
身近にある磁石がくっつくものを探す遊びです。
リビングや台所、お風呂場などで何に磁石がくっつくのか確かめてみましょう。
\磁石がくっつく成分/
- 鉄
- コバルト
- ニッケル
冷蔵庫やお風呂場の壁、テーブルの脚にくっついたよ!
硬貨や紙幣はどうかな?
魔法!?のスプーン
鉄が磁石になる性質を活かして、こんな遊びもできますよ。
- スプーンをゼムクリップに近づけます
- これでは何も起こりません
- スプーンを磁石でこする
- (3)のゼムクリップに近づける
- スプーンにゼムクリップがくっつきます。
とても不思議ですよね。
おうち実験のメリットとデメリット
おうちで実験をする最大のメリットは、視覚的に覚えられるので座学よりも知識の定着が深いことです。
とくに、幼児期は学習土台を作るのに絶好のタイミングです。
今は完全に理解出来なくても、就学後の学習時に点と点が結びつき芽を出します。
社会的成功者は非認知能力が高い
東京大学大学院経済学研究科の山口慎太郎教授が「社会的に成功している方は非認知能力」が高いという研究結果を発表しています。
そして、非認知能力を高めるには様々な体験をさせることが大切と述べています。
子供の好奇心を伸ばし、科学に興味を持ってもらうためには座学より実験という「体験」が向いています。
おうち実験のデメリット
おうち実験のデメリットは幼児と一緒に実験するためには適齢・安全などの考慮が大変であること。
そして、実験材料が毎回余ってしまうのがもったいないと感じています。
適齢に合わせて気軽に実験をするなら、キットになっている実験のサブスクリプションGroovy Lab in a Box(グルービーラボ)がおすすめです。
\ PR /
- 追加の材料費を購入する必要なし
- 一つのキットで複数の実験が可能
- 科学に興味を持つ
グルービーラボはSTEAM教育の本場アメリカから日本に上陸した教材です。
STEAM教育とは?
科学、技術、工学、創造性、数学の5つの領域を分野横断して学ぶ教育のことです。
- S(科学):Science
- T(技術):Technology
- E(工学):Engineering
- A(芸術・創造性):Arts
- M(数学):Mathematics
STEAM教育によって理系や文系などの領域に囚われない幅広く活躍できる人材となります。
現在、アメリカにおいて高所得者の多くがSTEAM分野出身と言われており、優秀な人材を育成する教育であることがうかがえます。
コメント