お子さんはブドウ、好きですか?
うちの子は大好きなので、よく食べます。
実は、ブドウの皮を使って簡単な実験ができるんですよ。
ぶどう以外でも、市販の紫芋パウダーなどで代用できます!
- ブドウの紫色に含まれる成分はアントシアニン
- アントシアニンはpHで色が変わる
- 家にあるものを混ぜるとどんな変化が起きるか実験してみよう
子供の「なぜ?どうして?」を実験して楽しく「思考力」を伸ばしましょう!
実験大好き!理系ママが解説します。
ブドウの紫色に含まれる不思議な成分アントシアニン
ブドウの皮にはアントシアニンという成分が含まれています。
アントシア二ンとは、ブルーベリーやナス、サツマイモの皮などに含まれるポリフェノールの一種の青紫色の天然色素。
抗酸化作用があり、古くから目の働きを助ける効果や、眼精疲労を予防する効果がある言われています。
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アントシアニンは、pHによって色が変わる性質があります。
理科の実験で使ったBTB溶液のようなものですね。
えー?本当に色がかわるのー?
実験:ブドウの皮の抽出液に家にあるものを混ぜてみよう
それでは、実験方法を紹介しますね。
実験方法
【材料】
- ブドウの皮(紫、赤)*
- 水
- クエン酸 ★(酸性)
- 重曹 ★(アルカリ性)
- 石けん水 ★(アルカリ性)
【方法】
- ブドウの皮を水に浸して、水に紫色がつくまで潰す(紫芋パウダーの場合は水に溶く)
- ★のついたものを入れて色の変化を見る
就学後のお子さんには塩など色の変化が「ない」ものも入れてみると考察が広がりますよ。
*紫芋パウダーは100円ショップの製菓コーナーでも入手可能です。
↓ネットでも購入可能でしたが、少量のものがなく余ってしまいそうです。
結果
それでは実験結果(紫芋パウダー)を発表します。
酸性のものを入れると、赤みが増し、アルカリの物を入れると青っぽくなりました。
同じ物でも入れる量を少しずつ変えると、色も少しずつ変わります。
綺麗なグラデーションを作れますよ。
幼児は変化が大きい方が食いつきがいいので、初めは多めにいれましょう。
動画で見たい方はInstagramをご覧ください。
おうち実験のメリットとデメリット
おうちで実験をする最大のメリットは、視覚的に覚えられるので座学よりも知識の定着が深いことです。
とくに、幼児期は学習土台を作るのに絶好のタイミングです。
今は完全に理解出来なくても、就学後の学習時に点と点が結びつき芽を出します。
社会的成功者は非認知能力が高い
東京大学大学院経済学研究科の山口慎太郎教授が「社会的に成功している方は非認知能力」が高いという研究結果を発表しています。
そして、非認知能力を高めるには様々な体験をさせることが大切と述べています。
子供の好奇心を伸ばし、科学に興味を持ってもらうためには座学より実験という「体験」が向いています。
おうち実験のデメリット
おうち実験のデメリットは幼児と一緒に実験するためには適齢・安全などの考慮が大変であること。
そして、実験材料が毎回余ってしまうのがもったいないと感じています。
適齢に合わせて気軽に実験をするなら、キットになっている実験のサブスクリプションGroovy Lab in a Box(グルービーラボ)がおすすめです。
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- 追加の材料費を購入する必要なし
- 一つのキットで複数の実験が可能
- 科学に興味を持つ
グルービーラボはSTEAM教育の本場アメリカから日本に上陸した教材です。
STEAM教育とは?
科学、技術、工学、創造性、数学の5つの領域を分野横断して学ぶ教育のことです。
- S(科学):Science
- T(技術):Technology
- E(工学):Engineering
- A(芸術・創造性):Arts
- M(数学):Mathematics
STEAM教育によって理系や文系などの領域に囚われない幅広く活躍できる人材となります。
現在、アメリカにおいて高所得者の多くがSTEAM分野出身と言われており、優秀な人材を育成する教育であることがうかがえます。
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