暑い夏は水遊びが盛んになりますよね。
涼しい環境を求めて、河原へ出かける家庭も多くなりますね。
実は、子供の水難事故の6割は川で起きていることをご存じでしょうか?
遊ぶ前に注意事項を説明しても、こどもはほとんど理解していないものです。
我が家の子もそうです。
僕は浮かぶから大丈夫だよ。
\そういうときは、おうち実験で学んでもらいましょう/
- 水の中で浮かぶことはできるの?
- 川と海の浮力について、実験してみよう
子供の「なぜ?どうして?」を実験して楽しく「思考力」を伸ばしましょう!
実験大好き!理系ママが解説します。
水に身体が浮くためには浮力が必要
浮力とは液体や気体の流れと反対方向に働く力です。
一般的に物体には重力が働くので、地面に落下します。
ところが、周りの流体よりも密度が軽いものに対しては、上に押し上げる力(浮力)が働くので物体が落下しません。
- 重力<浮力:物体はどんどん上昇していく
- 重力=浮力:物体は浮いた状態で停止
- 重力>浮力:物体は落下する
浮力のポイントは密度
浮力が大きければ、水の中で身体が浮くことができます。
浮力の最大のポイントは密度です。
密度が小さければ、浮力が大きくなります。
ですが、残念ながら人間と水の密度はほぼ同じなので浮力は働きません。
もし、浮いたとしても川には流れがあるので、またすぐに沈んでしまいます。
川と海の水質の違い
人は水に浮かびにくいという説明をしましたが、違和感を覚えた方もいるかもしれません。
だって、海で遭難したら浮いて待ちましょうっていいますよね?
実は、海は川よりも少しだけ浮かびやすいのです。
実験:川と海の浮力の違い
【材料】
- コップ(透明がおすすめ)×2
- 水を密閉できるプラ容器×2
- 水
- 塩
【実験方法】
- コップに海水を作る(水100mlに対して3.5gの塩を添加)
- 一方は水道水
- プラ容器に水を満杯にする(空気を入れない)
- 水を入れたプラ容器(3)を(1)と(2)にそっと載せる
*プラ容器に空気が入っていると、空気の影響でどちらも浮いてしまいます。
海水は塩の影響でわずかに密度が高くなります。
そのわずかの差が明暗を分けるのです。
結論:川遊びはライフジャケット必須
とにかく、水に沈んだら浮かべません。
そのため、川遊びではライフジャケットを必ず着用しましょう。
そして川が危険なのは、「身体が浮かない」だけではありません。
- 見た目では流れが分からないので、想定した以上に流速があることも
- 岩や構造物の近くでは流れが複雑で、巻き込まれる
- 水温が低いので、足がつったり体力が奪わやすい
ライフジャケットを使用することでリスク低減は出来ますが、ゼロにすることは出来ません。
そのため、我が家では、川や海で遊ぶときは大人も子供も脚を浸す程度に留めています。
参考:岐阜県HP 川の危険性について(Q&A) https://www.pref.gifu.lg.jp/page/27320.html
おうち実験のメリットとデメリット
おうちで実験をする最大のメリットは、視覚的に覚えられるので座学よりも知識の定着が深いことです。
とくに、幼児期は学習土台を作るのに絶好のタイミングです。
今は完全に理解出来なくても、就学後の学習時に点と点が結びつき芽を出します。
社会的成功者は非認知能力が高い
東京大学大学院経済学研究科の山口慎太郎教授が「社会的に成功している方は非認知能力」が高いという研究結果を発表しています。
そして、非認知能力を高めるには様々な体験をさせることが大切と述べています。
子供の好奇心を伸ばし、科学に興味を持ってもらうためには座学より実験という「体験」が向いています。
おうち実験のデメリット
おうち実験のデメリットは幼児と一緒に実験するためには適齢・安全などの考慮が大変であること。
そして、実験材料が毎回余ってしまうのがもったいないと感じています。
適齢に合わせて気軽に実験をするなら、キットになっている実験のサブスクリプションGroovy Lab in a Box(グルービーラボ)がおすすめです。
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- 追加の材料費を購入する必要なし
- 一つのキットで複数の実験が可能
- 科学に興味を持つ
グルービーラボはSTEAM教育の本場アメリカから日本に上陸した教材です。
STEAM教育とは?
科学、技術、工学、創造性、数学の5つの領域を分野横断して学ぶ教育のことです。
- S(科学):Science
- T(技術):Technology
- E(工学):Engineering
- A(芸術・創造性):Arts
- M(数学):Mathematics
STEAM教育によって理系や文系などの領域に囚われない幅広く活躍できる人材となります。
現在、アメリカにおいて高所得者の多くがSTEAM分野出身と言われており、優秀な人材を育成する教育であることがうかがえます。
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