こどもが欲しがる「光るパジャマ」。
あれってどうして光るのか不思議におもったことはありませんか?
(あわよくば買わずに済まないかとおもったり・・・)
- 蛍光と蓄光の違いは?
- 暗闇でもっと光らせるためには?
実験大好き!理系ママが解説します。
子供の「なぜ?どうして?」を実験して楽しく「思考力」を伸ばしましょう!
蛍光と蓄光の違い
簡単にいうと、光を受けて発光するのが「蛍光」で暗闇でも発光できるのが「蓄光」です。
蛍光は特定の波長の可視光を受けて、発光します。
蛍光の身近な例 | 蛍光ペン | 蛍光増白剤 |
光る条件 | 可視光(弱い)やブラックライト | ブラックライト |
用途 | 筆記用具 文章を引き立てる際につかう | 衣類の漂白剤などに含まれ、白さを際立たせる |
蓄光は、光エネルギーをため込んで光がなくなったあとも放出できます。
ただし、ため込んだ光エネルギーがなくなったら消えてしまいます。
蓄光の身近な例:誘導標識、玩具、衣類、ウォールステッカー
\恐竜好きなら喜びそうな蓄光玩具も見つけましたよ/
自然界で光る物は?
自然界で光る物といえば何を思い浮かべますか?
有名な生物は蛍やクラゲあたりでしょう。
また、博物館でしかみたことはありませんが、暗闇で光る石などもありますね。
実はこの3種は実はちがう仕組みで光っています。
- 蛍:発光(体内の物質を利用して光る)
- クラゲ:蛍光(体内の物質に特定の光があたることで光る)
- 石:蓄光(ため込んだ光エネルギーを暗闇で放出して光る)
全部光る物なのに、実は違うんですね~
暗闇で光る恐竜のおもちゃは「蓄光」
もうお分かりかと思いますが、暗闇で光る恐竜のおもちゃは「蓄光」です。
樹脂の中に蓄光顔料が含まれていて、明るいところで貯めた光エネルギーを暗闇で放出します。
\蓄光フィギュア/
ただ、うちにある恐竜さんはあんまり暗闇でもぼんやりする程度なんだよなー
蓄光物質を暗闇で強く光らせるためには、いくつかの方法があります。
- 光エネルギ-を十分に蓄える
- 蓄光顔料の含有量を多くする
- 蓄光性の強い顔料を使う
上記のうち、すでに購入済みのおもちゃで対応できることは「1.光エネルギーを十分に蓄えること」だけです。
そのため、晴れた日に外に置いてみたり、蛍光灯の下に数時間おいてみたりしました。
その結果、全然変わりませんでした~。
やはりもともとの玩具の品質の影響が大きいですね。
ま、子供は楽しんでいるんですが・・・。
科学好きな子供におすすめの実験サブスク
科学や実験が好きな子におすすめなのがキットになっている実験のサブスクリプションGroovy Lab in a Box(グルービーラボ)です。
- 追加の材料費を購入する必要なし
- 一つのキットで複数の実験が可能
- 科学に興味を持つ
グルービーラボはSTEAM教育の本場アメリカから日本に上陸した教材です。
STEAM教育とは?
科学、技術、工学、創造性、数学の5つの領域を分野横断して学ぶ教育のことです。
- S(科学):Science
- T(技術):Technology
- E(工学):Engineering
- A(芸術・創造性):Arts
- M(数学):Mathematics
STEAM教育によって理系や文系などの領域に囚われない幅広く活躍できる人材となります。
現在、アメリカにおいて高所得者の多くがSTEAM分野出身と言われており、優秀な人材を育成する教育であることがうかがえます。
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